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偏頭痛の血管拡張はいわばリバウンド現象

偏頭痛の代表的な随伴症状に、閃輝暗点(眼がチカチカする)というモノがあります。医学的にはしっかりと説明されていませんが(一応、脳神経外科の教科書には後頭葉病変による幻視、側頭葉病変による幻視・幻聴の説明はある。)、一部の医者は、視覚野に関連する後頭葉や幻視に関連する側頭葉、頭頂葉が一時的な脳内の血管の異常によって、刺激された結果起こる症状である事に気がついているようです。しかし、医学的には血流増減の根因となっている、頭頸部の筋肉群を確実にゆるめる術を持たぬため、解決出来ないままになっています。

それでは、先に偏頭痛の原因を言ってしまいましょう。偏頭痛は血管拡張が原因ではありません。あくまで血管拡張は二次的な結果であり、実際には頸部から脳内へと連動した、頸部筋肉群の異常収縮に伴う脳内血管の過剰収縮が根因です。つまり、脳内血管の異常拡張や脳内のてんかん様興奮状態が起こる前兆として、必ず脳内への血流減少が先にあるのです。普通に考えればわかることですが、何もない状態でいきなり脳内の血管が異常に拡張したり、脳が興奮することなどありえません。ほとんどのケースにおいては、脳内の血管が収縮して血流が減少した代償として、不随意的かつリバウンド的に脳内の血流が異常に増加したり、脳が異常に興奮した結果、血管周囲の神経細胞が過剰に刺激されて、いわゆる偏頭痛や群発頭痛が起こるのです。

医学的には筋緊張性頭痛と血管拡張性頭痛の原因を明確に説明出来ていませんが、実際には両方の症状が混在する患者は多数実在するわけで、昨日まで筋緊張性頭痛だった患者が今日から血管拡張性頭痛に悩まされる可能性も大いにありうるわけです。「~型頭痛」というのはアホな医学者どもが考えた方便であって、医者が手に負えぬ患者を満足させるために考え出された下らんネーミングでしかありません。緊急を要する脳動脈瘤や脳腫瘍でなければ、ほとんどの慢性頭痛は単なる筋緊張性の頭痛でしかありません。事実、その筋緊張を刺鍼によって解いてやれば、いとも簡単に頭痛は消え失せます。

偏頭痛の原因は「セロトニンという脳内物質が血管内で異常に増減することで脳の血管が広がり、周りの三叉神経が圧迫されることで起こる。」とか、「女性ホルモンのエストロゲンが変動するときにセロトニンの量も不安定になるため、月経前後や排卵期に片頭痛に襲われやすくなる。」とか、「入浴やアルコールの摂取などのきっかけで痛みが強くなる。」とか、「天候や気温、気圧の変化が大きいときは頭痛を起こしやすい。強い光で影響を受けることもあるので、外出するときには帽子やサングラスを用意するといい。」とか、「片頭痛は遺伝的要素が大きいとされる病気だ。」とか、「脳内の血管が過剰に拡張すると片頭痛が起こるため、オリーブオイルやかんきつ類、チーズやチョコレートなど血行を良くする食材を食べるときには注意が必要だ。」などと、下らん俗説ばかりが騒がれていますが、結局は頭頸部の筋肉を鍼でゆるめれば、簡単に治ってしまいます。鍼などインチキだと根拠なく思い込んでいるお方には信じがたいでしょうが、治るもんは治るので、信じない人には「そうですか」としか言えません。日常的なストレスの度合いによって経過は異なりますが、たいていのケースにおいて3回前後の治療で痛みが減るか無くなり、その後数年再発しない、という場合もあります。基本的には、日常的なストレスが強ければ強いほど短期間で再発する可能性は高まりますが、一度当院の鍼で完治した場合は、再発したとしても軽度で、痛くなった時に鍼を数回すればまた簡単に良い状態に戻るようになります。

最近では、「頭痛外来」というモノが流行ってきましたが、実体は単なる投薬治療でしかないことが多いようです。要は他の病院と同様に、「一時的に神経の働きをマヒさせる治療」または「薬物で脳の興奮をテキトーに抑えるだけの治療」のようです。そのため、痛みや脳の興奮の原因となっている後頚部または顎関節周辺の筋肉の硬化(コリ)を解除しないがゆえ、何年通っても治らないようです。治った、と感じても実際はすぐに再発するのがオチのようです。何よりも、投薬治療は生物の生存に必要な「痛みを感じる機能」をマヒさせて、病体を余計に働かせるようにしているわけですから、病院の治療に依存してしまうほど、その他の危険が起こる可能性が高まるでしょう(「廃人」になる可能性もある)。最近では、薬でないと思われているサプリメントでさえ、多量に飲めば薬物性肝障害を起こす事がわかっていますから、100%人工合成物である薬の服用がより深刻なダメージを肝臓に与えるであろう事は明らかです。薬は、飲んでいる時の副作用ばかりに意識が集まりがちですが、本当にに恐ろしいのは、体内(肝臓)に毒が溜まる事による副作用です飲んだ薬が完全に体内から排出されるまでには30年かかるという俗説らしき話もありますが、あながちウソとは思えません。

実際に、多くの薬剤、アルコールが肝臓や腎臓に負担をかけることが知られており、そのメジャーな副作用としては横紋筋融解症やミオグロビン尿などがあります。たとえこのようなひどい副作用までには至らなくとも、薬害からの慢性的な筋肉の委縮による疼痛は多くの患者にみられます。多くの患者は自分の慢性的なコリが、薬害によるものだと気が付いていないのが現状なのです。

メディアで有名な某頭痛外来に通って通院前よりも症状が悪化するケースにおいては、薬害による可能性が疑われます。つまり、頭痛患者は薬を飲めば飲むほどに肝機能が低下し、筋肉や血管が異常拡張や異常収縮を起こし、より頭痛が悪化するという悪循環に陥ってしまうのでしょう。これはいわば薬物中毒です。そもそも、薬物で頭痛を治そう(実際にはすぐに再発するように、薬物で完治することはありえない)という発想自体が異常である、という事実に気が付いている患者はほとんどいません。これは、頭痛が起こるメカニズムについてさえ、しっかりと理解している医者がほとんど存在していないという事実の裏返しでもあります。頭痛の根本的な原因である筋肉の硬化をどうにかしよう、という発想が欠落しているのです。ゆえに、脳の興奮がどうのこうのとか、てんかん症状がどうのこうのとか、脳内で起こっている現象(脳の興奮や一時的な虚血や異常な血流増加)は副次的な要因であり、そんなもんにとらわれているような医師に頭痛が治せるはずがありません。主に後頚部や顎関節部の筋肉が慢性的な異常収縮を続けることによって、脳内の血流に異常が生じた結果、脳が興奮するのであり、原因となっている筋肉をゆるめてやらない限り、頭痛が完治することなどありえないのです。当院の刺鍼治療によって、頭痛外来に何年も通って治らなかった頭痛が完治するという事実は、根因となっている筋肉を確実にゆるめているからなのです。

現代人は過剰なストレスにより、日常的に歯を食いしばるような場面が多いです。実際、就寝中の歯ぎしりで臼歯が削れたり、割れてしまったり、そこまで酷くならずとも顎関節症を発症します。人は「咬む」時、主に4つの筋肉(咬筋、側頭筋、内・外側翼突筋)を使うとされています。しかし、メインで使われ、最も負荷がかかっている筋肉は翼突筋と側頭筋です。これがまれに片頭痛の原因になります。側頭筋の主な働きは「下顎を挙上し、口を閉じる事」ですが、つまりは歯を食いしばる、歯ぎしりする時に最も強く作用する筋肉なのです。仕事にものすごく集中した後などを思い出してみればわかるかと思いますが、エラのあたり(翼突筋)と、耳の上あたりの筋肉(側頭筋)が異常に硬くなって、痛みや重い感じが出ているはずです。顎がゴキゴキ、カクカクというのも筋肉の異常収縮によって、関節可動域が制限されているのが原因です。頚椎症などによって椎骨動脈が害されることによっても、上記以外の多彩な症状が出てきます。

咬筋の支配神経は咬筋神経、側頭筋の支配神経は深側頭神経ですが、片頭痛や閃輝暗点(眼のチカチカ)、眼精疲労を引き起こす主な神経は、脳外で解するならば三叉神経です(脳内の原因についてはこちらを参照してください)。それでは、以上の2つの筋肉は関係ないじゃないか、と思われるかもしれませんが、実は、三叉神経は咬筋と側頭筋の間をぬうように走行しているのです。特に、三叉神経の1つ(第一枝)である眼神経は、側頭部から始まり、そのまま真横を前方に進んで、眼に入ります。よって、まれに眼の異常は側頭筋によって引き起こされていることがあり(後頸部の筋肉硬化による眼の異常は、後頸部上端の筋肉を鍼でゆるめれば治る。視覚中枢が後頭部にあるため、眼精疲労や慢性的な目のかすみなどの原因のほとんどはここにある。)、実際ここに鍼を打つと、治ります(側頭筋に異常があった場合)。また同様に、三叉神経の残りの2本(第二枝上顎神経、第三枝下顎神経)も側頭筋の間を抜けて顔の前方に分布しますので、側頭筋を鍼でゆるめてやると、顎関節症や顔の違和感(知覚異常)、耳鳴りなども治りやすくなります。実際は他の筋肉も狙って治療しますが(ツボで言えば「翳風」)、メインは側頭筋です。医者は眼に異常があれば眼しか診ませんし(眼科に行けば当然ですが)、顎、耳に異常があればその部位しか診ません。それでは、結局は根治しないのです。現状では、西洋医学は「分業制」になっているため、一つの有機体である人間を「本治」させる事は困難なのです。

以前(2011年2月頃)、H県から原因不明の片頭痛と閃輝暗点、音過敏、幻視で治療に来ていた小学生がいましたが、側頭筋と頸部筋群を主としてゆるめる治療を施した結果、5回ほどで完治しました。それまでは症状があまりにも酷く、不登校になっており、九州で評判の病院や鍼灸院、整骨院に通ったり、整体やカイロにも行ったそうですが、全く治らなくて悲嘆に暮れていたそうです。私が治療してからは、春から無事中学校に入学・通学して、現在再発もしていないようです。

偏頭痛も含め、頭痛や目の異常、耳の異常は治らないと医者に洗脳され、そう信じ込み、悲観している患者さんがとても多いですが、何らかの症状が出ているならば必ず何らかの原因があるのであり、それを解明・治療出来たならば、治る可能性はあります。ちなみに、顎関節症も治らないと思われていますが、4つの「咬む筋肉」を鍼でゆるめれば、ほとんどの場合は完治します。

ちなみに、当院に通って鍼治療を進める場合、西式健康法で有名になった木枕(硬枕)による修正法を同時に行うことで、完治と再発予防に役立ちます。特に、慢性の肩こりや慢性頭痛に悩まされている患者には常用することを強くおすすめします。私はこれまで色々な健康器具を使ってきましたが、木枕ほど効能を実感出来た商品はほかにありません(別に私は木枕メイカーと癒着したりしてませんが)。木枕は自作したりアマゾンで買ったり出来ますが、以下に注意点を記しますので必ず守って使用してください(*当院でも大丸製の木枕を販売しています。サイズはSまたはSSのみです。仕入れ値によって販売価格が変動する可能性はありますが、基本的にはネットの店舗よりも安く売っています。通販はやってませんので、欲しい方は直接買いに来て下さい。遠方から来院される場合は事前に在庫があるか確認して下さい。)。

①木枕は6~6.5cm程度(木枕を首の下に入れて仰向けに寝た時背中と後頭部が床につく高さ)にすること。西式では「自分の薬指の長さと同じ高さの木枕を使え」としているが、現代人は実際にはそれでは高すぎるケースが多い。プロレスラーやヘビー級の格闘家のように余程上背部の厚みがあるとか、後頭骨が余程出ていない限りは6cm(大丸製だとSS、小小サイズ)のものを使うのが適当である(特に大柄な人は6.5cmが適合する場合がある。)。
②使用時はなるべく木枕の湾曲を頸部の正常な湾曲に合わせること(基本的には木枕の頂点を第三、第四頸椎あたりにフィットさせる)。慣れてきたら木枕の位置を上下へ微妙にずらしたり、首を軽く左右に振ったりして筋肉を刺激するのも良い(基本的には上を向いて寝ているだけで十分)。
③木枕の使用は1日1回~3回、毎次10~15分程度に抑え、使用後に心地よい程度で止めること。使用後に首が痛くなったり、気分が悪くなるまで無理に長時間使用することは避ける。また、首に鍼をした後、36時間程度は使用を避けること。
④初心者は木枕の痛さに無理をせず、タオルなどを上に敷いて痛みを緩和したり、短時間の使用に止めること。また、慣れてきても、頸椎に強度の刺激を与えないように使用すること。

西式健康法では平牀(へいしょう、硬いベッドや木の板で寝る)と木枕の併用をすすめていますが、どちらもあくまで一時的に使用する方が良いです。なぜなら、睡眠時の木枕使用は、不随意的な修正運動かつ放熱運動である寝返り、ひいては安眠を妨げることになるからです。したがって、平牀も木枕も時間を決めて使うのが賢明です。

木枕について
偏頭痛とドッペルゲンガー
とある患者の治療法と考察