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腰痛は治る

ほとんどの腰痛は治ります。特に、筋肉の異常収縮(コリ、硬化)や浮腫(筋肉の使い過ぎで肥大)による腰痛であれば、鍼で治る確率は非常に高いです。なぜなら、鍼は筋肉を弛め、血流を改善する効果があるので(これは科学的にも立証済み)、鍼で筋肉を柔らかくする事が出来れば、筋肉の間・筋肉の周辺を走行している神経が解放され、痛みが消えるからです。ちなみに、筋肉性の腰痛でないと医者に診断されても、そのほとんどは筋肉に根因がある場合がほとんどです(以下詳述)。

痛みはなぜ発生するのかというと、単純に、痛みを感じる神経が何らかの形で圧迫されるからです。例えば、腰部に何らかの腫瘍があったり、椎間板の髄核が突出していたり、血液が鬱滞していたりして、その近辺にある神経を圧迫した場合などには、痛みが生じます。また、脊椎の感染症や骨髄腫、ガンの骨転移などでも痛みが生じます。しかし、腰痛は筋肉の異常(硬化か肥大、浮腫)によるものが大半であり、病院で何ともないとか、ぎっくり腰であるとか、慢性腰痛であるとか、あいまいな診断をされた場合は、筋肉の状態を改善しなければ、完治しません。痛みの発生する機序についてはこちらへ

腰椎には小腰筋、大腰筋、腰方形筋、脊柱起立筋、多裂筋などが主に付着していて、腰痛が起きる場合、ほとんどはこの筋肉の異常収縮によります。なぜなら、当院でこれらの筋肉に鍼を刺し、腰痛が完治するケースが多数あり、いわゆる、ぎっくり腰もほぼ一回の治療で完治させる事を実現しているので、筋肉の異常が腰痛を引き起こす、ということに確信を持てるのです。当然ながら、鍼で腰痛が治るのは筋肉の異常によるものだけで、脊椎自体に異常があったり、ヘルニアで髄核が馬尾神経を圧迫していたり、ガンが脊椎に転移していたり、尿路結石や尿管結石、膵炎などによる腰痛の場合は、それらを治療しなければ、いくら鍼で筋肉を弛めようとしても、腰痛を完全に無くすことは出来ません(痛みを若干緩和させることは可能ですが完治は難しいです)。

したがって、鍼治療で腰痛を治す場合は、まず、信頼出来る病院でしっかりとした診断をしてもらい、外科的手術、投薬治療などを要するならば、医師の指示に従うべきです(まれに、外科的手術が必要無いと思われる場合もありますので、疑わしい場合はいくつかの病院をハシゴするのも一つの安全策です。)。

当院には、病院で治らない不定愁訴的な腰痛、、原因不明と診断された腰痛、自律神経失調やストレスなどが原因であるとされた腰痛などを訴える患者が大勢来院します。私が診てきた限りでは、大半の腰痛患者は筋肉に異常がある(筋肉が硬直している)場合がほとんどで、その証拠に、筋肉を弛めるような鍼灸治療で完治してしまうケースがみられます。また、腰椎の異常、特に椎間板の損傷・摩耗(椎間板内の水分流出)やヘルニア(髄核の脱出)、下肢の異常(坐骨神経痛や足首の痛み・しびれ、ふくらはぎのけいれん・痛み・しびれなど)、臀部の異常(お尻の痛み、梨状筋症候群など)は、元々の原因は、先に述べた腰椎に付着する筋肉の使い過ぎによるものがほとんどです。

なぜなら、筋肉は使い過ぎると常に収縮(交感神経の亢進状態、過緊張状態)し、短く硬くなるので、付着停止部である腰椎を前方に引っ張り出します。軽い圧力が腰椎にかかっている状態ならば、椎間板という名の緩衝材でその圧力をある程度逃がすことが出来るのですが、それも限界に来ると、圧力は腰椎(骨)自体にかかるようになるので、最悪の場合は圧力を逃がしきれずに、椎間板の中の髄核が出てしまったり、椎間板が潰れてしまったり、靱帯が損傷したり、腰椎がずれたりして、その圧力拡散現象は終息を迎えるわけです。椎間板が含水性緩衝装置(クッション)としての役割を失い、椎体自体が接触するようになると、ひどい場合は外科的手術が必要になり、鍼治療ではどうにもなりません(術後の痛みは鍼治療で緩和するか無くせます。)。

また、臀部(お尻)から下肢、足先までつながる神経は、すべて腰椎からスタートして足先まで下降していくので、腰の異常が過度になれば、その影響は足先にまで至ります。例えば、交通事故や落馬などで腰を強く打ち、下半身不随になるケースがあるのをご存じかとおもいますが、日常的にも、それと似たような現象が起こってくるわけです。

したがって、腰痛の予防および治療において重要なのは、先に述べた、腰椎に付着する筋肉を弛めることであり、常にそれらの筋肉を柔らかい状態に保っておけば、腰椎への負担も緩和されますし、ぎっくり腰や椎間板の損傷(分離症・すべり症)・椎間板ヘルニア、靱帯の損傷、坐骨神経痛などが発症する、という最悪の事態は避けることが出来ます。ぎっくり腰は主に小腰筋と大腰筋の異常収縮(けいれん発作、弛緩が困難になった状態)によるものですから、頻繁にぎっくり腰を繰り返す、という人は、慢性的にそれらの筋肉が硬く、血流が滞っており、酸欠状態・過緊張状態ゆえ、ちょっとした刺激で筋肉の収縮に歯止めがかからなくなり、ぎっくり腰と呼ばれる状態になるわけです。つまり、小腰筋・大腰筋が腰椎の前方に付着していますから、それらが異常収縮を起こして短くなると、背中をまっすぐにのばすことが困難になり、前かがみの姿勢しか維持出来なくなるのです。当院では、約8cm前後の長さの鍼(長さは脂肪層・筋肉層の厚薄により前後する)を使い、確実にぎっくり腰を引き起こしている筋肉にアプローチし、痙攣を止めるので、1回の治療で背を伸ばして歩けるようになるわけです。しかし、大体において、ぎっくり腰と言うのはヘルニアを発症する前の、慢性腰痛終盤期ですから、1回の治療で背を伸ばせるようになっても、1週間ごとに鍼灸治療を続け、ある程度筋肉が弛むまで様子をみなければなりません。そうしないと、またぎっくり腰を起こす可能性があるからです。腰痛が完全に無くなるまでの平均的な治療回数は、6~12回くらいです。当然ながら、筋肉の状態が悪く、日常的に筋肉にかかるストレスの度合いが大きければ、完治までは時間がかかりますし、軽ければ数回の治療で治ります。

ここまで読まれた方は、腰痛の原因のほとんどは腰椎に付着する筋肉の硬化(コリ過ぎ)が原因である事がおわかりになるでしょう。したがって、整形外科では完治しないと言われている腰椎分離症や、腰椎変性すべり症も、根本的には筋肉の硬化に原因があることが理解出来ると思います。腰椎分離症や、腰椎分離症が進行して起こる分離すべり症も、結局は筋肉を弛めて柔らかくしてしまえば治ってしまいます。極度に症状が進行してしまっている場合は、外科手術なども併用しなければ完治は難しいですが、保存療法で経過観察を告げられたような軽い症状ならば、長い鍼を問題の筋肉(大腰筋)に刺すことで完治する場合がほとんどです。整骨院などで毎週のように赤外線を腰部にあてている患者さんもいるようですが、問題の筋肉は皮下6センチ前後、身体のほぼ中央に位置するインナーマッスル(深部筋肉)ですので、いくら温めても患部まで熱は届きません。腰椎にかかる圧力は、腰椎に付着する筋肉が下へ引っ張り下げることによって起こりますから、当然ながら、筋肉の硬化が進めば、重力の法則を考えても明白なように、腰椎下部(腰椎4、5番)に最も負担がかかります。したがって、腰椎分離症の好発部位が腰椎4、5番なのが理解するのは容易ですし、腰椎分離症が進行してすべり症になるのも容易に理解出来ると思います。医者は「椎間板の変性や椎間関節の変性に関連して起こる。」などと言いますが、結局は腰椎に付着する筋肉に問題があるのです。あくまで、椎間板や椎間関節が変形するのは結果であり、まさに「木を観て森を観ず。」です。これでは何年、何十年かけて治療しても、完治しないはずです。西洋医学はとかく部分に囚われがちですから、腰痛に関しても多くの病名を作り出します。しかし、何度も言うように、結局はほとんどの腰痛は、筋肉の硬化に起因しているのです。筋肉の硬化に起因しない腰痛はほとんど無い、と言っても過言ではないでしょう。しっかりとした診断をせず、むやみやたらに神経を圧迫している脊椎の一部を切除したり、人工靱帯ですべりのある部分の脊椎間の動きを抑えたりするのは危険です。それは、部分だけに囚われた対症療法でしかありませんし、たとえ痛みが消えたとしても、完治したとは言えません。身体に障害を負わせるに等しい無駄な行為になりかねません。医療が飛躍的に進んだ現代でも、手術には危険が伴いますから、 出来るだけ手術しない方向で色々と検討するのが賢明です。私個人としては、現状で腰痛を完治させる事が出来るのは、長鍼を用いた鍼灸治療だけだと確信しています。

今日(2010年8月21日)、ヒップホップアーティストのKREVAさんが腰椎椎間板性急性腰痛と診断された、という記事がありました。「一昨日より腰痛がひどくなり、今日のライブに向け、西洋医学、東洋医学とあらゆる施術を試みましたが、座る事もままならない状態にあり、出演を諦めざるをえないという結論に至りました。」というコメントをされたそうですが、おそらく、東洋医学的治療で鍼灸治療を受けていたとしても、腰痛治療が不得意な鍼灸院にあたってしまったのでしょう。実際、診てみないと何とも言えませんが、確実に小・大腰筋を弛める事が出来る鍼灸院(当院)ならば、完治させることが出来るのになぁ、と非常に残念に思った次第です。

「腰椎椎間板性急性腰痛」と言うと難しく聞こえますが、実際は単なるぎっくり腰、つまりは小・大腰筋の痙攣によるものが大半です。医師は診断・検査をしても、原因が良くわからぬ腰痛にはこういった抽象的な、ややこしい病名を付けるものです。ぎっくり腰は何の治療を施さずにおいても、しばらく安静にしていれば回復します。しかし、ひどい場合は続発的に椎間板の損傷をきたしたり、髄核が脱出し、ヘルニアと呼ばれる状態になります。当然ながら、神経走行上、下肢へも痛みやしびれといった異常感が放散します。

腰椎に付着していて、大半の腰痛の原因となる小・大腰筋は、腰の奥深く(腰の皮膚表面から3~7cmくらい下)に存在するので、あん摩(マッサージ)をしたり、赤外線を当てたり、温泉に入ったり、お灸をすえたりするだけでは、完全にほぐしたり、弛めることは困難です。したがって、そこまで確実に到達する長さの鍼(いわゆる3寸以上の長鍼)で治療しなければ、満足な効果を得ることは出来ません。きっと、KREVAさんが鍼灸治療を受けていたと仮定したら、それは今流行りの短い鍼での治療だったかもしれません。今の日本鍼灸の主流は「痛くない鍼」「優しい鍼」「美容・ダイエット鍼」ですから…。残念ながら、当院のように長い鍼と短い鍼を使い分け、確実に硬化した、深部の悪い筋肉に鍼を打つ治療院は絶滅の危機にあるようです。島根で出張開業してまだ1カ月しか経っていませんが、「あんたのような鍼を打つ鍼灸院が無くなったら困る。」と言う患者さんがとても多いことからも、現在の日本鍼灸に対する危機感を感じます。当院の鍼ははっきり言って痛いです(悪い筋肉に確実に鍼を当てるので。でも治ります。)が、一人でもこの治療を必要とする患者さんがいる限りは、今の鍼灸業界においては多勢に無勢でも、治療を続けていきたいと考えています。

最後に、痛みは全てにおいて、脳が発する最終警告ですから、その原因を解明し、痛みの諸悪を一掃しなければなりません。つまり、痛みというものは、「それ以上動かさないで!」という身体のサイン(しるし、徴候)ですから、それを無視して無理に動いてしまったら、大変なことになる場合もあるわけです。一時的に、どうしても動かなければならない時、外せない用事がある時、緊急時などは致し方ありませんが、神経ブロックや鎮痛剤、コルセットをはじめとする補助装具などに依存してしまうようになったら、危険です。それらは痛みを感じさせなくさせる、いわば麻薬のようなものですから、身体を制限以上に動かすことが可能となり、最終的には身体が破壊され、脳が破壊され、廃人にならぬとも限りません。日常的に、出来るだけ早めに身体からのサインを読みとるようにして、その都度必要な対処をし、心身共に健やかな人生を送っていきたいものです。